大凶方位を整えトラブルを抑える【風水保存版】三殺調整
三煞調整 三殺風水

三煞(三殺)とは、その年の大凶方位のこと。

劫殺(ゴウサツ) 災殺(サイサツ) 歳殺(サイサツ)の3つがあります。

  1. 劫殺(ゴウサツ)=怪我
  2. 災殺(サイサツ)=病気や強盗
  3. 歳殺(サイサツ)=財産を失う

風水では、この三殺の影響で事故や病気、人間関係のトラブルなどに巻き込まれる可能性が高くなると観ます。
特に気をつける必要があるのは、事故や思わぬ不注意です。
自分が気をつけてたとしても貰い事故や天災などに巻き込まれる場合もあります。

そのため、この大凶方位に当たる場所をまずは厄除けしておきましょう。

大凶方位を避ける鉄則

1.把握する

2.調整する

3.使わない

のが鉄則となります。

まずは下記の表を参照し、今年の方位を確認しましょう。

作用は基本的に2/4日(節分時期)からの1年間になります。
この方位の改築などを予定されている方は、時期をずらすことをおすすめします。

場所の凶作用を抑える調整を施したとしても、2時間以上連続してその方位でなにかの作業をすることは避けたほうが良いでしょう。
たとえば、書斎や寝室になっている場合は、ずらせるならば他の部屋に1年間ずらすことが推奨されます。
どうしても移動ができない場合は、玄空飛星風水の三元九運を主軸として吉凶の度合いを確認し、追加のレメディを施します。
三殺だけでも凶作用が強いのですが、ご自宅の方位間取り図で五黄(または二黒)が合わさっていると家族に良くない影響が及ぶ事可能性が高くなるので注意が必要です。

また、その方位が玄関や掃き出し窓と重なっている場合は「座向」と重なっている場合が多く、さらに注意が必要です。
引っ越し(入居)、建築、工事、土の移動は出来る限り避けましょう。

厄除けのレメディと使用法

盛り塩を置く(風水初級者におすすめ)

この方位は、土を移動することがご法度です。(大規模な庭いじり、井戸掘り、増築など)

風水では、この三殺にまつわる土の悪い作用を抑えるために、盛り塩や銅で作られたひょうたんの置き物、陰陽五行の八卦盤(対極図)、サボテンの観葉植物などが使われます。
(*サボテンの観葉植物は方位によって使い方が難しいので推奨しません。)

筆者の場合は、岩塩とお神酒を粗塩に混ぜ、三殺方位に備えています。

土の悪い作用に効く、ハイパー盛り塩の作り方

◆盛り塩の配合

100円ショップなどで売っている、盛り塩つくり陶器を使っています。

・粗塩(海塩)盛り塩3つ分
・岩塩(山塩)ひとつまみ
・お神酒(神棚にお供えしていたもの)小さじ1程度

上記をステンレスボウルに入れ、よく混ぜてから陶器に3つ盛ります。

強力ハイパー盛り塩

強力ハイパー盛り塩

◆瓢箪を飾る(風水中級者におすすめ)

本場華僑の玄空風水師の方々は、銅製のひょうたんを推奨することが多いようです。
筆者宅も、100円ショップの「かもいフック」を取り付け、下記の瓢箪を飾っています。

風水ひょうたん

風水ひょうたん

土の悪い作用を金=ひょうたんのエレメントで洩らします。
(*ご自宅の間取りや方位によって使い方が難しい場合もあります。)

八卦盤とサンキャッチャーはどの方位にも使えて副作用もない万能アイテム(初級者にも上級者にもおすすめ)

八卦盤や太極図を使用する風水師の方もいらっしゃいます。
八卦盤や太極図との違いは、分散力かなと思います。

ひょうたん:金のアイテムなので、土エレメントの凶作用を集中的に洩らし(デトックス)します
八卦盤:角が8個あり、拡散・分散の意味があります。凶作用を散らして全体的に洩らします
太極図:陰陽があり、ひっくり返す、混ざるという意味があります。凶作用を好転させます
サンキャッチャー:キラキラと輝き、八卦盤と同様に拡散・分散の意味があります。

方位によっては、銅製ひょうたんやサボテンが使えず、逆に凶作用を増やしてしまう場合があり、置き方に注意が必要です。

一方、八卦盤やサンキャッチャーは、場所を選ばず凶作用を分散して弱める効果があります。

風水初心者の方が、置く方位を間違えたとしても、凶作用がほとんどないばかりか、吉運まで運んでくれます。

風水をやっていて変わったアイテムがあちらこちらに置いてあると、家にお友達が来た時に「え?なに?なんか怖い…」という印象を持たれかねませんが、サンキャッチャーなら可愛いインテリアという感じで使えて良いですね。

てんじゅ

いろいろ調べて研究してみたのですが、本場中国華僑の風水師の方でも、三殺には麒麟(五黄の化身)の置物が良いとか、いやいやサボテンの方がとか、ひょうたんだよ!とか、処方がバラバラでいまいち根拠がわかりにくいんです。

たとえば2021年なら東は五行で「木」を表すので、洩らして凶を和らげるなら「火」を配します。火は朱雀で、モチーフでいうとキャンドルや電化製品です。

しかし、おうちの間取りや三元方位で詳細鑑定をしないと、この処方も効き目が逆効果になることがありますので、初心者向きではありません。

で、研究し、いろいろ自宅でも試してみた結論ですが、八卦盤は副作用の心配もない万能アイテム。太極図は八卦盤の中央に含まれているアイテムもあり、Amazonなどでも買えます。

そもそも、八卦盤は八角形のその形状から角が発するエネルギーで凶を分散して和らげるという効果があり、私も毎日身につけています。
しかも、どの上級風水師もさりげなく(というか、他のアイテムのついでに)もれなくおすすめしているのが八卦盤と太極図なんです。

なんで、他のアイテムのついでかというと、いろんな種類のアイテムを売って収入を増やしたいからです!!!(暴露)

風水師がやってるアイテムショップは、次々と高価なものが提示され、「これさえあれば凶作用もなくなって家族も幸せですよ」と説き伏せてきます。

ぶっちゃけ、陰徳積みをすれば、無料で厄除け出来ますし、方位盤が二、三個あれば他のアイテムを買わなくても方位避けできます。

でも、それじゃ風水産業が困っちゃうわけなので、いろんなアイテムを作って高価なものを次々買わせようとするわけです。

お家に取り入れやすい方法で、大凶方位の厄除けをしてみてはいかがでしょうか。

実際にあった凶作用:子供が事故に

クライアント様とお話していた際、こんな話が出ました。

クライアント様
命に別条はなかったのですが、最近子供が事故にあって…

調べてみると、お子様のお部屋が大凶方位に位置していました。急いでレメディを施して頂きました。
大事に至らなかったのは、普段から陰徳を積んでいらっしゃるからこそかと思います。
陰徳積みについては後半少し補足します。

凶方位を使うなと言われても困る!

日本は狭い家が多いですし、その方位が良くないからと言って、使わないわけに行きませんよね。

できるだけ使わないほうがよいこの大凶方位ですが、そういうわけにもいかないことのほうが多いかと思います。
基本的に、大凶方位はトイレやキッチンだと大きな影響はないと言われています。
これは、凶作用をキッチンの火で燃やす、トイレの水で流す、などの作用で悪いエネルギーを散らすと考えるからです。

ですが、念の為厄除けしておくと良いと思います。

収納や倉庫の場合は厄除けは不要です!

どうしても玄関やリビングが位置してしまっている場合には、しっかり厄除けをするとともに、下記を心がけてみてください。

厄除けに効果絶大の「心がけ」

  1. 不注意や事故、トラブルを防ぐためにしっかりと睡眠を取る
  2. ミスを防ぐためにいつもより入念に確認をする
  3. 戸締まりをしっかりし、必要なら防犯カメラやホームセキュリティをつける(窓や玄関に防犯の鈴をつけるのもおすすめ)
  4. 他者に親切にする(「人にひけらかさないで行う親切」は陰徳と言い、あらゆる凶作用を消します

まとめ

凶作用が強いと聞くと、怖いと思うかもしれませんが、心がけ次第でかなり防ぐことができるのです。

特に、陰徳は風水による処方を圧倒的に凌駕します。

余計なお世話をやくわけではなく、必要な時にサッと軽やかに人に親切に出来るといいですね。

人に親切にするには、まず自分が満たされていないと身軽には実行できませんから、まずは自分で自分を幸せにし、人にもさり気なく優しく出来るといいですよね。

おすすめの記事