2021年の吉方位と厄除け!フライングスター(玄空飛星風水)

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この方位術は、生まれ年(本命卦)に関係なく使用できます。また、工夫をすればお金をかけなくても方位除けができます。
(本命卦の五行と組み合わせて使用することも可能です。)

適用は、2021年2月4日から1年間となります。九宮飛星図と合わせて、解説を参照してみてください。

方位術の使い方

この方位術は、

1. 方位「1日の中で長く使用すると健康や金運に良い場所」とする。
2. 凶方位は化殺(かさつ)という方位除け、厄除けをしてあまり使用しないようにする。

ということが基本となります。

特に、方位を重視して家を調整すると良く、方位であれば余計なことをしすぎないというのが鉄則になっています。
ただし、吉方位にも置くとさらに氣を整えるアイテム、あまり良くないアイテムがありますので、レメディとして記載しておきます。
2021年は、真ん中に六白武曲金星が入り、吉凶が混合しています。遠方への旅行には不向きです。
また、遠く(海外など)からの富を求めるのにも不向きとなっています。
ですので、海外取引や外国人観光客を見込んだ商売よりも、地元を活性化し自国を盛り上げるような仕組みを考えると良いでしょう。

六白武曲金星は、「天(太陽)」という意味があり、神社(神聖なもの)や休みなく働くもの、鉱物という象意があります。
大きな投機をすると、今年は思わぬ資金不足などが発生するかもしれませんので、ギャンブル的な行動は控えましょう。

【吉方位】

南、西、北東の3つです。

南:1(一白貪狼水星):研究成功、社会的地位、専門知識、結婚、恋愛運

遠い将来の繁栄を示す【進気(しんき)】星は、幸運の星とよばれ、幸運の前兆や名声、勝利や成功を意味します。また昇進や出世にも良い影響がある方位になります。
この場所を整理整頓し、明るくにぎやかにすると良いでしょう。

またこの方位は、恋愛や結婚運も意味します。
独身者の自室として使うと良いでしょう。

既婚者にはよくありませんので、その場合は個室として使うよりも、家族団らんに使うと良いでしょう。
また、営業職や客商売の人にはよい方位となります。

独身の方で、今年こそは結婚したい!という方はこの方位に植物や生花などを置いて恋愛運と人気運をアップしましょう。(家族で住んでいる場合は、他の同居人の恋愛運も上がってしまう場合がありますので注意してください。浮気など、余計なトラブルが起こります。複数人で住んでいる場合は、人が集まる部屋ではなく自室内の南方位でひっそり行いましょう。)

また、この方位はあなたの社会的地位を改善することに一役買います。
この方位で活動をすることで、富と名声をもたらすことでしょう。
ただし、ドアに背を向けて座るのはよくありません。
書斎として使用する場合は、ドアが常に見えるように椅子を配置してください。

レメディ(処方箋)

吉運アップ→金属製の風鈴、金属製の置物を置く。
吉運ダウン→観葉植物や木製製品。

西:8(八白左輔土星):キャリアアップ、報酬アップ、サポーター登場

繁栄の【旺気(おうき)】星。物質的な利益や仕事の報酬向上など、繁栄を意味します。キャリアアップ、リーダーシップ、スポンサーシップなど。

現在の最幸運氣であるこの方位は、富と成功をもたらします。
最高運氣を最大化するには、にぎやかに明るくしておきましょう。

出世を望む人は、この方位を寝室にするとよいでしょう。
子宝運、不妊治療の成功もこの方位になります。

レメディ(処方箋)

吉運アップ→金運や子宝によい聚寶盆(じゅほうぼん)やジオードを置く。火と土のエレメントを使用。クリスタルのシャンデリア、赤い石(カーネリアンやガーネットなど)を置きます。土のエレメントは、テラコッタや陶器の置物が良いでしょう。ドアに赤いカーペットを敷いておくと、繁栄を促すことができます。
吉運ダウン→黒い物や水に関するもの、金属製品。





北東:9(九紫右弼火星):慶事、人気、収入アップ、子宝、心身壮健

次世代の繁栄【生気(しょうき)】星で慶事(喜ばしいこと)を象徴します。
恋愛成就、結婚や出産、受験の合格、昇進や昇給など。

ここがリビングの場合、最高の年が送れるでしょう。
この場所は明るくし、きれいに使いましょう。
赤い装飾品(赤いリボン、赤いリンゴの置物)などを置くと喜びの訪れを促進できます。

この方位は、物質面、精神面に影響するポジティブなエネルギーに満ちています。
また、人気運、名声、美しさ、子宝、収入増加、心や体を元気にします。(ただし、脾臓や胃の働きが悪い人は、エネルギーが強すぎてしまう場合がありますので、その場合は他の方位に移動してください)
家族の健康や、子供の成長を願うのもこの場所が良いでしょう。

レメディ(処方箋)

吉運アップ→ランプ、電灯、赤いもの、家族写真を飾る。リビングルームに「二匹のウサギ」の置物を置く。(ウサギは多産や恋愛成就の生き物であり、五行では木を表すためこの方位の火を強化する)
照明を増やし、赤いカーペットを敷く。
吉運ダウン→ここにトイレがあるとよくない(その場合は赤いリボンで縛った植物/ミリオンバンブーを置くこと)
中和→エネルギーがぶつかったり、調整が必要な場合はテラコッタや陶器の置物を置く。




北:2(二黒巨門土星):病気、怪我、傷害

病気を表す星です。寝室やストーブがある家は、怪我や病気に気をつけなければなりません。
ご家族の体調変化に十分気を配り、早めに健康診断を受けましょう。
病気になる前に自分や家族が健康診断を受けることで、重大な病気を防ぐ事ができます。
また、すでに今年度、病院に行っている場合は、すでに厄落としをしていると考えます。
(ただし、すでに病がある場合は健康のためには吉方位に寝室や長く過ごす場所を移動することをおすすめします。)
この方位は、使わないガラクタやゴミを乱雑に置いてはいけません。
整理整頓をし、きれいに使いましょう。

体調不良や病気をもたらすこの方位は、身体的、精神的な強さを奪います。病弱な方は部屋を移った方が無難です。
病気、肺、呼吸器感染が起こりやすいく、病院選びの失敗や、誤診も受けやすいので特に注意が必要です。

妊娠中の人、高齢者、慢性疾患を持つ人は、この星の影響に十分気をつけましょう。
このエリアでの活動、改修(内装工事)は翌年まで避けましょう。

レメディ(処方箋)

吉運アップ→鉢植え植物を置いて解消。茎が太い植物が最もよい。
もし開運竹、金運の木などを置く場合も、つる科の植物を用いてはならない。
六個の中国古銭が連なった六帝古銭を部屋に置いてください。

金のひょうたんか金属のチャイムを置いて厄除け。
チャイムがない場合や取り付けられない場合、金属製の置物を置く。
(ここが収納スペースになっている場合は厄除けはいりません。キッチンなど火を使うスペースになっている場合は、念の為金属チャイムを置くと良いでしょう)





寝室やキッチンなどがある場合は、ドアに白のカーペットを敷きましょう。
また、ご自身やご家族のために陰徳を積むため(そして厄除けのため)慈善寄付をすることで防ぐこともできます。

吉運ダウン→赤いもの、火に関するもの、土製のものがあれば他の場所に避けておきましょう。

最も注意すべき方位

この中で最も注意すべきは南東(五黄)と北(二黒)の「土星」のパワーです。
土星のパワーは、この方位で最も凶暴なので、思わぬ事故や人間関係のトラブルに繋がります。

え、西も土星じゃん?ってなるかと思いますが、2021年現在の西の土星は「8」という繁栄のエネルギーを持っており、とても良い状態ですので西の厄除けは必要ありません。

お金をかけなくても、あるもので可能

風水処方は、五行のもつ基本的なエネルギーの特性を観察し、(吉であれば)増幅させたり、(凶であれば)減退させたりするための五行を配することが基本的な考えになります。

空気(風)の流れを変えるという技術なんです。

最近は、風水の基礎を無視してお金儲けに走る風水師が多く、高いアイテムさえ買えば幸福になると信じ込ませるサイトも多くあります。
また、勉強不足のまま間違った風水技法をTVなどのメディアで揚々と話す方もおられます。
そうすると、一般の方が鵜呑みにして間違った風水処方を大切なお家に施してしまうのです。

正しい基本的な考え方や、対処法が世の中に伝わっていないのは、残念です…。

最近では、100円ショップでも十分対応できるアイテムがあります。

下記にまとめてみましたので、参考にしてみてください。

火のアイテム

そのままの通り「火」です。現代社会では、電化製品や尖った物も火の要素として風水で使用します。

また、赤い紙や赤いリボン、赤い絨毯を使用することもあります。
赤という色は、強いエネルギーを発しています。
色彩心理の世界では、色がもたらす心理効果や、皮膚からも色を感じることなどが研究されています。

それほど強いこの色は、熱を発していなくても、その「色」だけで温かみを感じる程です。

実際は、暖炉やアロマキャンドルを使うと良いですが、赤い色の画用紙でも十分代用が可能です。

木のアイテム

木のアイテムは、植物です。カーテンならボタニカル柄などで取り入れられます。

伝統風水では、竹などの上に真っ直ぐ伸びる勢いを感じる植物が好まれ、ミリオンバンブー(ドラセナ)も良く使われます。

筆者宅にもミリオンバンブーがありますが、切った枝を水の入れた容器に入れておくと、3日ほどで根っこがでて土に植えられる状態になります。つまり、鉢植えが一つあれば、どんどん増やすことも可能です。

手入れもかんたんなので、植物を育てるのが苦手な人でも育てやすいです。

うちのものと同じ鉢植えです↓

補足

【太歳(たいさい)】方位の土移動や引っ越しを避ける。

今年の干支は丑年で北東(北北東)の方向です。
家の中心から見て太歳の方位へ龍亀(りゅうき)の置物をおくと相殺されます。

【歳破(さいは)】太歳の真反対の方位です。

真反対は未(ひつじ)で、南西(南南西)となります。
この方位も、土移動や引っ越しを避けたほうが良いとされています。

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