体験会の際に、大切な方を失って落ち込んでいる友人を元気づけたい、というお声がありました。
体験会の場では時間が限られており、お伝えしきれなかった部分があります。
ですので、何が私からお伝え出来るのかをじっくり考え、ここに書くことにしました。
(一度、音声でも収録したのですが、なぜか再生ができませんでした。きっと、言葉として書くほうが良いという神様やハイヤーセルフからの導きなのだと感じます。ですので、文字に残します。)
大切なご友人やご家族に元気になってもらいたいという願い‥。
そのお気持ちを持たれたこと自体に意味があり、それはすごく大切なものです。
慈愛のエネルギー
「あの人の力になれたら」と思うこと自体が、その方へ慈愛のエネルギーを送ることでもあります。
慈愛のエネルギーはいくら送っても減ることはありません。
それは温かい光です。
その気持を持った、という自分をまずは大切に受け止めてください。
エゴを手放す
ここでひとつ前提があります。
とっても大事なことなので覚えておいてください。
・その人を元気にさせようとするのは、自分のエゴや執着になってしまう場合があるんです。
その人が元気になることで、「自分が元気づけることが成功した!」という間違った成功体験を積まないようにするためです。
これは、自分が人をコントロールできるのだ、という勘違いすることを防ぐためです。
ですから、それを手放していきましょう。
手放し方が分からない場合は、次の言葉を心で唱えてください。
「あの人が元気になってくれたら嬉しい。だけど、自分のエゴでそれを見ようとしているのであれば、エゴを最適な形にしてください」
あるいは、
「あの人が元気になってくれたら嬉しい。もしも、これが自分のエゴに繋がっているのであれば、私はエゴを手放します」
…心の奥の神聖な自分にお願いしてください。
あなたの心の奥、魂の奥には慈愛に満ちた神聖な光があります。
その部分としっかり繋がっている、という感覚をもってみてください。
あなたにできる3つのこと
1. ただ、隣にいてあげること。リアルに会えない場合は、気持ちがあたたかく寄り添っている、という感覚でいること。
2. もし、言葉をかけられるそうな場合は、その人(元気づけたい相手)が亡くなられた大切な存在に対してどれだけ愛情を注いできたかを言葉にすることで勇気づけられることもあるかもしれません。
ずっと介護を続けてきた人であれば、「あなたは良くやってきたよ」と、お声をかけることだったり‥。
共通の思い出話をするのも故人が喜ばれるとおもいます。
話したそうであれば、ただ言いたいことを聴いていてあげる、というだけで救われることもあります。
3. ”悲しみを乗り越えて、ほほえんでいる平穏なその人の姿”を心の目で見つめ、祈ってください。
「悲しむ」という時間
思いがけないショックを受けてしまった時、それを癒やすために生き物には、「悲しむ」という時間も必要なことです。
悲しいこと、辛いことを受け止めるには時間がかかります。
それはとても貴重な時間。
悲しみを受け止めている時間も必要なのだと、見守ってあげてください。
そして、「私がそばにいる」と勇気づけてあげてください。